てんかんと向き合う


ジョンはてんかんの持病を持っていました。

発作が起きてしまった時は、ジョンも家族もツライ時間。

 

しかし、決して闘病。と言う物ではありませんでした。

 

病気と向き合い、発作が起きていない時は普通に。

おもいっきり遊んで、ジョンとの時間を楽しみました。

 

亡くなるまでの約1年。てんかんの発作は起きませんでした。

薬が合ったのか、ケアが良かったのか・・・?

それとも両方かな?

 

 

てんかんのワンコを家族に持つ方へ。

参考になるか分かりませんが・・・

私たち家族が実践した、ジョンのわんこケアです。

病気が分かったのは、5歳ごろ。

 

はじめは、痙攣の後オオカミのように、

歯をむき出し、家族にも威嚇をしていました。

 

そんな状態なので

 

撫でる事も、そばに近寄る事も

 

できませんでした。

 

 

ここから、月に1度の通院、毎日のお薬が始まりました。

 

 

お薬の時間

 

お薬は、液体(臭化カリウム)と錠剤(フェノバール&ウルソ)。そして、緊急用の座薬。

 

液体はフードにかけて。

錠剤はおにぎりにしたり、食後のフルーツに挟んだり

彼にとっては、食後のオヤツタイムでしたね(笑)

 

お薬=美味しいもの。という認識が出来上がり

 

日に2度のお薬タイムは大好きな時間!

 

 

まぁ、こんな子は少ないかもしれませんが・・・(笑)

 

~お薬おにぎり~

ハイ。おにぎりの具を薬にしちゃうんです。

ラップや子供用のおにぎりグッズを使って、

ごはんで錠剤1個ずつ、しっかり包みます。

おにぎりを水で濡らして、上あごにくっつかないように与えます。

ご飯が無い時は、パンの時もありました。

特にコストコのディナーロールが好物♪

 

~お薬フルーツ~

りんご・梨など硬いフルーを1口大にして、錠剤1つずつ埋めていました。

みかんが一番好きだったけど、酸味と薬って・・・と思ってみかんは使いませんでした。

日々の暮らしはリラックス

 

家に居るときは、中も外も自由。

好きな場所で日向ぼっこしたり、お昼寝したり。

人の気配が感じられる場所に常にいました。

ジョンの病気が分かってから、お留守番をしないように。

お留守番の時間が短くなるようにしていましたね。

 

すごーく甘やかしですが、

 

なるべくストレスをかけないように。

それでも起きてしまう発作

 

お薬で状態は落ち着くのですが、やはり3か月に1度ぐらいで発作は起きました。

痙攣している状態が短くなるように、どうすれば良いか?

 

私たち家族は、発作が起きれば家族全員ジョンの周りに集合!

 

家族全員で、声をかけ続ける。撫でる。抱っこする。とにかく安心させる!

 

そうすることで、座薬が効く前に発作がおさまっていました。

 

日々のケアは、まず観察

 

犬の健康について勉強を始めてから、

小さな気付きをメモするようになりました。

 

今日は歩き方がおかしかった

側溝に落ちた→ケガをしたか?どうケアしたか。

ごはんの工夫、内容など。

 

そして、全身のマッサージも行いました。

(練習でもあったんだけど)

 

一緒に勉強を楽しむうちに

ジョンの発作は起こらなくなっていました。

 

  • 一緒に居る事で安心する。
  • いつも気にかけている。
  • マッサージなど、ジョンへの接し方。
  • 病気と向き合う。信頼する。
  • 何かあっても焦らない
  • むやみに心配しない

 

これらで、体調は変わったと思います。

 

てんかんは、完治。根治はしないと思いますが、

ケアで少しは軽くなったのかなぁ。

良くなったのかなぁ。と思います。

 

てんかんだけではなく、持病があるワンちゃんを家族をお持ちの方、ケアを始めてみませんか?

できる事から、少しずつ。できる事だけでも。